トップページ 概要・所在地 会長挨拶 活動紹介 ロボット紹介・開発事例

会長  福村 晃夫

工学博士
名古屋大学名誉教授
中京大学名誉教授

 

 ヒューマンロボットコンソーシアムは、ロボットへの理解を深めつつその開発と普及の促進に寄与することを目的としております。なぜなら、ロボットはその名で呼ばれるようになる前から人々の想像と創造の心をかき立てつづけ、ときに幻想の世界に人を誘って来たのですが、いまやそれは実際に使われて新しい生活文化が創出されることが期待される時代となったからです。
 人々は自らを取り巻く環境を良くするために様々なものを作って来ました。物質界では道具を手に物を作り、科学と技術をあみだして機械や装置を作りました。山を削り川をせき止めることも知っています。生命の世界では養殖や栽培を行い、また生物の改造、改変も行っています。精神世界ではまず言葉と記号を作りましたが、これは広大な情報空間をつくり出し、そこでは過去の人類が知らない多岐に渡るソフトウエア製品が作られています。そして、これだけのもの作りのなかで人の知恵が未だに成しえていないことは、物と心と生命の何れにも同時に深くかかわるもの、つまりロボットを作ることなのであります。
 ロボットは何をおいても感情世界を人間と共有しなくてはなりません。何が人を悲しませ、苦しませ、恐れさせ、怒らせるか、そして何が人を楽しませ安心させるかを知らなくてはなりません。ロボットが身体内部に入り込むときも、装着されて身体に密着するときも、身体から離れて人と対時するときもそうでなくてはなりません。ときには知識の世界を人と共有して知的であることも必要です。優しくて人に愛され、仕事が出来て重宝がられ、頭が良くて力があって頼りにされるロボットはどんなロボットか。無論答えは未知です。我々は聞き耳を立てて諸情報に接し、それを講演会やシンポジウム等のかたちで皆様に提供してゆく所存です。